福田 明
職種 | 医師 |
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担当診療科・専門 | 内科・脳神経内科 |
プロフィール | 2008年大阪医科大学卒業。神戸大学医学部附属病院、兵庫中央病院などの神経内科で研鑽を積み、2018年より兵庫県立リハビリテーション中央病院勤務。現在は同院脳神経内科医長。日本神経学会神経内科専門医。 |
夜間・休日往診に取り組む理由
私は脳神経内科を専門にしており、これまで主に脳疾患やパーキンソン病などの診療とリハビリテーションに関わってきました。外来での診療に加え、夜間・休日往診にも取り組んでいる理由は、大学卒業後、病気の急性期、回復期、慢性期に携わってきたので、その後の段階である在宅医療の経験も積みたいと思ったからです。また、脳神経内科は成人の患者さんが多いですが、往診では年齢や症例に関係なくさまざまな方を診ることができるとも考えました。医師として自分に足したいピースを補える経験ができると思い、活動に取り組んでいます。
患者さんが夜間・休日往診を利用するメリット
往診の一番の利点は、患者さんの負担が少ないことです。夜間・休日往診を依頼する方は、本当にしんどい状態だったり、近くに医療機関がなかったりというケースが多く、感染症流行の影響で、発熱していると受診を断られるような場合もあります。往診はそうした方々の強い味方になれると思っています。また、診療や薬の処方といった物理的なケアはもちろん、駆けつけてお話を聞くことが精神的なケアになるようにも感じます。お子さんを心配される親御さんから、「こんな時間なのに来てもらえて良かった」と声をかけていただくこともあります。
診療の際に心がけていること / 患者さんへのメッセージ
画像検査ができないなど限られた診療環境で、しっかり状態を見極めることを心がけています。どこまでできるかを判断し、その中で最大限サポートすることが大切です。また、判断の根拠となる理由を患者さんにご説明することも欠かせません。いつも患者さんのことを第一に考えて行動することを大事にしていますし、具合が悪くて悩まれていたら、どうしようかとご相談いただくだけでも助けになれることがあると思います。患者さんの安心と健康を願う医師がそろっていますので、とにかくまずはご連絡をいただければと思います。