入江 利幸
職種 | 医師 |
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担当診療科・専門 | 内科・外科 |
プロフィール | 消化器外科医師として、大学病院で消化器がんの手術を中心に、虫垂炎など良性疾患も担当する。緩和医療や救急医療の経験も重ね、診療の幅は広い。多忙な日々の息抜きは、趣味のアクアリウム。日本外科学会外科専門医。 |
夜間・休日往診に取り組む理由
研修医時代から総合診療や救命救急の分野にやりがいを感じていました。現在は外科を専門に研鑽を積んでいますが、引き続き携わりたい気持ちがあり、今も往診を続けています。幅広い症例を経験できるので、医師としての厚みが増すのではという思いもあります。大きな病院では、患者さんをお待たせしてしまうことも多いですが、往診ならば自宅で待てることもあり、患者さんの満足度は高いですね。助かった、ありがとう、と言っていただけることがうれしいですし、活動を行うモチベーションにつながっています。
往診時に心がけていること
自宅に他人を入れることがストレスになる方もいらっしゃるので、不快感を抱かせないよう清潔感には気をつけています。病院での診療と比べて患者さんと距離が近い分、親近感や安心感を持っていただけたらと思っています。また、感染防御も心がけていることの一つです。発熱患者さんの診察では医療用防護具を着用し、対策を徹底しています。往診では聴診器だけを頼りに、重篤なケースを見落とさないようにしなければなりません。夜間に気を緩めることなく診療にあたるのは大変ですが、患者さんからの言葉を励みに頑張っています。
患者さんへのメッセージ
体がつらいとき、移動せずに診察を受けられるのは患者さんにとって大きなメリットです。また外出しないことで、さまざまな病気の感染リスクを避けることにもつながるでしょう。特に新型コロナウイルス感染症は、早期に発見し、拡大を防止することも重要です。往診時に各種感染症の検査が可能ですので、発熱で診察を断られた方のお役にも立てると思います。生活様式の変化が求められる今、医療の在り方も同様に変化を求められていると感じます。内科疾患の診療から外科系処置まで対応いたしますので、救急外来にかかるのが難しい方はぜひご相談ください。